先輩の声
実際に大野ファームで働いている若手とベテラン社員を紹介しましょう。
それぞれがどのような仕事をしているか、また何を思いながら日々働いているのか、
将来、農業の道を目指している人には特に参考になるはずです。
先輩たちの声
リーダー:山本 和広さん(39歳)岡山県出身
経歴を教えてください
大学を卒業して就職したのが大阪の農機具メーカーだったんです。私は工学部出身だったので開発の担当でした。新型のトラクターを富良野市に運んで、現地で機械の調査をしていました。「農家さんのために」と思って働いていたのですが、将来を考えているうちにいつの間にか「農家さんになってみたい」という結論に至ったんですよ。農家の戸数が徐々に減っていることは知っていましたので、自分ができることをしたいという思いもありました。
大野ファームに出会えたのは、働くなら大規模農家が良いと思って、転職先を探したからです。世の中の流れとして農業は大規模が主流となってきています。そこでノウハウを学びたいと決断して30歳で転職しました。それからあっという間に9年ですね。
宮前 武雄さん(23歳)北海道出身
大野ファームを選んだ理由は?
私は近隣の池田町出身で、祖父が繁殖の牧場を家族で経営しています。小さい頃から仕事のお手伝いをするなど、牛は身近な存在で大好きだったんです。大野ファームは大規模農業を行っていて、肉牛の生産だけに留まらず、畑など色々な取り組みを行っていることを知り、この会社で働いてみたいと考えるようになったんです。
どのようなことにやりがいを感じますか?
春~秋にかけて私は主に畑を担当しています。畑起こしや種まきに始まって収穫まで、期間は長いですし、一日中トラクターに乗って過ごすこともあるんですよ。整備を担当するくらい機械は好きなのですが楽な仕事ではありませんね。でも、その分、収穫時期を迎えて、豊作だったときは苦労した分、喜びもひとしおですね。
入所当初と今のご自身を比べて
仕事に対する意識がずいぶん変わって来ていると思います。最初は言われた作業をこなすしか出来ていませんでした。経験を積んで、次第に仕事の目的や意味がわかるようになり、今では会社の目的や理念に沿った発想をもって取り組めるようになっています。親身になって育ててくれた先輩のみなさんにとても感謝しています。
渡部 就さん(24歳)神奈川県出身
入社のきっかけは?
私は農学部で病害虫分野を専攻していましたが、農業に携わりたいと考えていました。調べる中で、大野ファームが肉牛生産を軸に糞尿を畑に還元して牧草を育てる循環型であること、バイオガス発電をしていることを知り、進んでいると思いました。加工販売やカフェも運営していて仕事の成果が見えやすい点も魅力にも感じたんです。
どんな仕事を担当していますか?
朝から牛を見回り、バイオガスプラント関係の仕事をしたり、牛舎で糞尿を処理して敷料を作ったりしています。力仕事も多いので入社当初は想像以上に大変でした。生き物相手の仕事に100%の正解はないのですが、様々な方法をトライする中で餌をたくさん食べてくれたり、調子の悪い牛が元気になったときは心から嬉しいですね。
この2年で成長したことは?
この仕事をして牛肉生産の現場の苦労を知り、食べ物への感謝の気持ちが深まりました。生命を頂いて私たちも生きているわけですからね。牛の扱いは全くの素人で入社したわけですが、少しずつ成長していると思います。2年目でまだ担当していない業務も多いので、もっと仕事の幅、知識の幅を広げていこうと思っています。