牛の秘密
安心して美味しく食べてもらうためのこだわり
安心して牛肉を食べてほしいからこそ、牛が食べる餌も安心で安全なものに。粗飼料は自社農場で生産した牧草、麦わらを利用。配合飼料は遺伝子組み換え作物の混入を防ぐための分別をした飼料を使用。成長促進のための抗生物質(モネンシン)は使っていません。従業員の愛情とこだわりの餌で健やかに成長した牛たちの肉を大野ファームは提供しています。
- 農場内で生産した牧草、麦わらを与えて育てる
- 遺伝子組み換え作物の混入を防ぐための分別をした飼料のみ使用
- ミルクから出荷まで、成長を促進させる抗生物質(モネンシン)を非使用
牛を育てる
肥育するのは黒毛和牛と和牛一代交雑種(F1)と乳用種のオスです。食卓に上がるまで責任をもちたいという思いから、生まれたての仔牛から成牛まで一貫飼育に取り組んでいます。
住環境・食環境
牛舎を清潔に保つのはもちろん、人間と同様、成育に合わせて用意している育成環境で、自家製粗飼料(牧草、麦わら)、抗生物質を使わない配合飼料など食にもこだわっています。
健康管理
病気の予防、早期発見のために定期的に健康診断を行いBVDの着地検査や伝染病予防ワクチンの接種も実施。病気となった場合には嘱託獣医師の指導で治療を行います。
いのちを未来へ
出荷の時を迎えた牛たちに感謝を込めて最後までストレスのない状態でと畜場へ出荷します。人間は様々なものの命によって生かされていることを肝に銘じて牛肉生産を続けます。
美味しさのワケ
臭みがなくて食べやすい
大野ファームのホルスタインは「臭くない」という声が寄せられます。そこで臭み成分を生み出す要因と言われている「アンモニアの態窒素濃度」を帯広畜産大学に調べてもらいました。結果は脂身内において対象牧場のホルスタインに比べて、その数値が25%も少ないことが判明しています。
しっかりとした脂の旨み
口どけが良く、脂身の旨みが感じられるのも大野ファームの牛肉の特徴です。それは赤身部分に含まれている、融点の低い不飽和脂肪酸の割合が飽和脂肪酸よりも高いからなのです。赤身にも脂の旨みが感じられるからこそ、口にふくんだ肉がとろけるような食感を得られるのです。
赤みから感じる旨み
「赤身に甘味がある」。それもまた大野ファームの牛肉が評価されているポイント。分析によると、熟成の過程でグリコ―ゲンが分解することにより生じる乳酸の濃度の低さが対照牛肉に比べて目立ちます。赤身に分解されずに残ったグルコースが甘味成分として機能していると考えられます。